列車抵抗において2次項を高めにとった式として
列車抵抗[kgf]=1.356*429+0.001363*429*V+0.099263*V^2
V:速度[km/h]
も一応提案しておく。正解は中間か。さて、
http://www.rtri.or.jp/rd/seika/2004/05/maglev_02.html
RTRIではリニア実験線での試験走行のランカーブを公開している。このランカーブに線を引き距離を読み取り、加減速度を割り出すと・・・
0⇒250km/h 1185.3m 7.3km/h/s
250⇒300km/h 592.6m 6.4km/h/s
300⇒350km/h 697.7m 6.5km/h/s
350⇒400km/h 967.7m 5.4km/h/s
400⇒450km/h 1267.8m 4.7km/h/s
450⇒500km/h 1672.9m 3.9km/h/s
500⇒550km/h 2228.1m 3.3km/h/s
550⇒575km/h 1507.9m 2.6km/h/s
575⇒550km/h 510.1m -7.7km/h/s
550⇒500km/h 735.2m -9.9km/h/s
500⇒450km/h 615.2m -10.7km/h/s
450⇒400km/h 592.6m -10.0km/h/s
という具合に荒っぽいけど加減速度を計算できる。
さて出力はどうなってるべえか?と考えるには3両編成の試験車用の走行抵抗がほしい。編成長を変えたときにどうなるかを考えるにはFastechを頼ろう。
http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_14/Tec-14-06-09.pdf
より、単位を[kN/MM](トン当たり引張力のはず)で10‰について
明かり トンネル
000km/h 1.6667 1.6667
100km/h 1.8958 2.0625
200km/h 1.5708 3.0417
300km/h 3.5417 4.5417
400km/h 4.8333 6.5833
を得る。あまりにひどいグラフなのが痛い。でもま頑張ると得た値を1000倍して0‰を取ると
列車抵抗[kgf]=641*W+1.4196*W*V+0.0272*V^2
E954系トンネル
を得る。一次÷二次は52.2になる。一次項が膨らんでる。わけがわからない。わかるわけがない。しょうがないので0‰を見てみたいがもうこの荒い図を見てると具合悪くなってきた。ネットじゃほかに転がってないようなので、資料名を教えてくれる人が出現するのを待って重量比例だってことにしちゃうよ俺は。ようはどうやったって二次項が大きくなって一次項はちょびっと入ってればいいわけなんだから。ということで、16両編成というのは28+24.3*14+28≒400mで、試験車は28+24.3+28=80.3mで1/5、よって適当に
MLX01A・Bトンネル列車抵抗[kgf]=0.2262*W*V+0.0377*V^2
で考えることにする。ひでえw 審議会の議事録より、変電所の受電から車両の引張力までのエネルギー効率は0.85である。以上からごちゃごちゃ計算すると
加速時 出力 受電
250km/h 19.5 22.9MW
300km/h 21.7 25.5
350km/h 26.5 31.2
400km/h 27.6 32.5
450km/h 29.9 35.2
500km/h 32.2 37.9
550km/h 34.8 41
575km/h 34.3 40.3
が得られる。40‰下りであることを考慮すると
出力 受電
250km/h 16.0 18.9MW
300km/h 17.5 20.6
350km/h 21.7 25.6
400km/h 22.1 26.1
450km/h 23.7 27.9
500km/h 25.3 29.8
550km/h 27.3 32.1
575km/h 26.4 31.0
を得る。大体520km/hに達するあたりまでは40‰下りだった。
で、冒頭の式を重量だけ書き換えて用いると
を得たりする。ああ、もっと列車抵抗がハッキリしていれば・・・一応、以下のような資料もあることはあるんだが・・・
http://company.jr-central.co.jp/ir/annualreport/_pdf/annualreport2010-05.pdf
JR東海アニュアルレポート2010の「超伝導リニアによる東海道新幹線バイパスの推進」
・超伝導その他原理の簡単な解説、超伝導リニア、トランスラピッド、TGV、N700系の加速性能のグラフ、山梨リニア実験線の断面図。
http://company.jr-central.co.jp/company/achievement/eco-report/_pdf/P40-P43.pdf
環境報告書2009に掲載の「21世紀にふさわしい輸送システム」
・上記に加え緩衝工の外観写真、CO2排出量の比較。
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